5インチベイの追加と低コスト化が図られた「ENTHOO PRO M」
ENTHOO PRO Mは、ENTHOO EVOLV ATXのシャーシを流用しつつ、外装の一部を樹脂に変更するなどして低コスト化したミドルタワーPCケース。
対応フォームファクターは、Mini-ITX、microATX、ATX、E-ATX(幅264mmまで)。筐体カラーは、サテンブラック、チタニウムグリーンの2色。今回紹介するのはサテンブラックだ。
筐体サイズは235×480×500mm(幅×高さ×奥行き)。搭載可能な拡張カードやCPUクーラーについてはENTHOO EVOLV ATXと同等。オープンベイとして5インチベイを1つ備えており、内蔵型光学ドライブを利用できる。
モジュラー設計はそのまま。標準搭載可能なストレージ数は減少
ENTHOO EVOLV ATXは、両サイドに観音開き仕様のサイドパネルを装備していたが、ENTHOO PRO Mではこの仕様が変更され、一般的なケース背面ねじ止め式のサイドパネルを採用している。
ケース内部のシャーシは、5インチベイが用意されたことを除き、ENTHOO EVOLV ATXと同じ仕様を採用。天板ケースファンステイのモジュラー仕様もそのままで、水冷ユニットの組み込みが容易に行える。
ストレージ用トレイの設置場所はENTHOO EVOLV ATXと同じだけ備えているENTHOO PRO Mだが、標準で付属するストレージ用トレイは、3.5インチが2個、2.5インチが1個と、ENTHOO EVOLV ATXの半数以下しか付属していない。
→[1] ENTHOO EVOLV ATX
[2] ENTHOO PRO M
→[3] 総評