INTEL Core i7 4770Kのオーバークロック耐性

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CPUクロック動作検証

CPUのクロック耐性をCore i7 4770Kで試してみた。
検証方法は
(1)CPU電圧を少しずつ上げる
(2)OS上のツールで倍率変更
(3)クロックが上がったことをCPU-Zの表示で確認
(4)SuperPI 1Mの完走(スコアが上がっているか確認)
(5)倍率の限界値を探る
という具合だ。

今回、4770Kの2つの個体を試したが、興味深い結果が得られた。この2つのCPUはどちらも製品版でES品ではない。

CPU_OCテーブル個体Aと個体Bでのクロックの差は、かなり大きなものとなっている。1.00Vで0.3GHz、1.10Vで0.3GHz、1.20Vで0.2GHz、1.30Vで0.3GHzの差がある。0.3GHzといえば定格の3.5GHzからすると約8.5%の差となり、パフォーマンスの違いとしては非常に大きなものだ。

個体Aは1.30Vのあと、1.35Vでも同じ結果だったため、そこで検証をストップ、個体Bは1.45Vで同じ結果だったため検証をストップしている。

ただ今回の検証は個体A、個体Bでは時間と機材調達の関係で異なる環境で行っていることをお断りしてきたい。個体AはMSI MPOWER MAX、ASUS Z87 GRYPHON、個体BはASUS Z87 PROで行っている。
個体Aが不利だとすれば最初に検証を行ったものであり、設定など少し詰め切れていなかったかもしれない。限界クロックの部分でもう少しの上乗せの可能性はあるものの、個体Bとはかなり耐性差があることに変わりはない。

個体Bのような耐性であれば、OCパフォーマンスとしてはIvy Bridgeと同等であり、世代があがったことによるメリットを加えて、トータルのパフォーマンスアップが望めるだろう。ただし、個体Aの耐性ではOCでの常用を前提として考えると、もし現在Ivy Bridgeで耐性のいいCPUを使用しているとしたら、あまりパフォーマンスアップは見込めないだろう。市場に出回るCPUの多くが個体Bの耐性に近いものであることを祈りたい。

もちろんそれぞれ個体差は存在し、製造ロットによる耐性差も出てくるので、2つの個体を比べただけではまだまだ未知数といえる。初期段階のOC検証として、電圧とクロックの関係を参考にしていただきたい。

今回は、クロック耐性を中心に検証したが、さらに検証をすすめてレポートしたい。